車の維持・管理コストは高く、我が家では2台所有してましたが、子供が幼稚園に入るタイミングで1台売却することにしました。収入も高い方ではないのに、車は1人1台の家庭で育った我々夫婦は、その習慣のままに所有していましたが、維持コストを計算した結果、売却の結論に至りました。
今回は、売却した時の体験と売却する時に出来るだけ高く売却する方法を書きたいと思います。
車の維持費の確認
我が家では子供が産まれる際に、車内でのオムツ交換や子供の乗せ下ろしが楽になるので、軽の両側スライドドアを購入していました。かなり重宝していたのですが、子供が成長し、自分で乗り降りが出来るようになり、車内のスペースがそこまで必須ではなくなったため、(車内でのオムツ交換や着替えをする際に、後部座席を広く取れて妻がスムーズに移動できる背の高い軽自動車が必要だった)夫婦で車を売却するか維持し続けるかを話し合いました。
計算したベースの金額は、残っていなかったのですが、自動車税と保険代、車検代の出費が特に家計を圧迫していました。ガソリン代は別として、ざっくり年間で10万は維持にかかっていたと思います。
車の維持で我が家で無駄に費用がかかっていたポイントを上げます。
保険の特約の重複
個人賠償責任保険と弁護士費用特約を2台とも契約していました。結婚前に各自契約をしていて、内容をよく確認せずに契約継続をしていたため、検討時にようやく気づくことが出来ました。
個人賠償責任保険は、火災保険でも付いている場合があるので持ち家の人は確認して方が良いです。我が家も知って確認しました。
あとは、車一台のみの保有であれば保険は私一人で良いので、妻の保険を解約(休止みたいな制度があるので現状はその状態)すると年間の保険代が4万程の削減になりました。
ディーラー車検
10年以上ずっとディーラーでメンテナンスパックに入って車検を行っていました。ディーラーに整備して貰う安心感と、オイル交換無料のメリットもありましたが、半年に一度の定期点検を行かない時もあり、フルに活用しきれてなく、無駄のお金を払っていました。諸費用も高く、手続きも全てお願いしていたので勿体無いことをしていました。特殊な車の場合は、ディーラーの方が良いとは思いますが、ほとんどの場合は、ディーラー以外でお手頃な値段で車検してくれる所を探して行なった方が支出を抑えられます。
半年に一度ディーラーに行くことで、新車買い替えの案内や、試乗車の案内なども受けることになるので、営業のチャンスを与えていることにもなり、新車を買う気にさせられてしまうのも注意が必要です。個人の意見ですが、ディーラーの営業の方は新車を買いたい気持ちにさせるプロなので、出来ればあまり近寄らない方が良いです。
車検のタイミングも大事で、所有する車2台の車検タイミングが同じ年になっていたため、車検がある年は1ヶ月分の給料が車検代にかかっていたのも辛かったです。車の購入時に車検のタイミングは気をつけた方が良いです。
売却の結論を出す
だいたいの維持費がわかれば、現在の収入から考えて車を2台維持するより、売却して支出を抑えた方が将来の子供達の学費の工面にお金を回せると判断して売却をしました。
売却の判断するにあたって、維持費にかかっている費用を出して、金銭的な負担がどうか出しました。そして今後の車を使う場面を妻と話し、子供の送り迎えは徒歩圏内なため、ベビーカーやカートを使って行っており、車は使う気がないことを確認しました。緊急で車を使う場面として、急病の時がありますが、その時に備えて車を維持するより、緊急の時はタクシーを使った方が総合的には家計に負担が少ないと話しお互い納得しました。
話した結果、多少は不安がありますが、売却しようという結論になりました。売却するにあたっては私の方で、中古車販売店や買取専門店を調べて、車を売ってみようと行動しました。
以下売却した時の大まかな流れと自分が失敗したなと思うポイントを書きます。
売却の流れ
買取業者の選定
ネットで家の近くで中古車買取を行っている会社を調べて、下取りの査定をお願いしました。
この時まだ大手中古車販売会社の問題がテレビを賑わす前でしたが、口コミを読んで絶対にこの会社には下取り出さない方が良いと思ったのを覚えています。なので、絶対口コミは見ておいた方が良いです。契約後に査定額をいきなり下げてきたり、お金を払わないなんてトラブル起きたら大変ですから、しっかり調べて対応が良い所に依頼しましょう。
買取査定の依頼
ある程度会社を調べたら3社に連絡をして、車の買取をして欲しいので、簡易的な買取金額を知りたいと電話で伝えて、3社の大体の金額を教えてもらいました。
電話で伝えた車の情報としては、車種、年式、型式、走行距離、修復歴、事故歴、傷や凹みの有無、装備内容、車の色、喫煙の有無、チャイルドシートを後部座席に使用していたこと、などを伝えました。
3社とも金額がそれぞれ数万円の違いが出ており、その中で対応が丁寧で査定額も高かった会社に正式な査定依頼をお願いしました。
追記 2社は地元の小さい会社で、規模が不明で口コミはあるが件数が少なく判断材料が少なかった。契約した1社は大手の会社で、金額が振り込まれないというリスクは少なく、金額も高いため(仮見積もり出した3社中2番目)決めました。
査定額の提示と契約
日程の予約をして、実際の店舗で査定を行い、金額の提示を受けます。
担当の営業の方から、査定の金額はオークションの相場を見て決めた、ただ現在の相場なので時期が遅くなると金額が下がるから早く決めた方が良い。2週間の間に決めてくれれば、この提示額で下取りすると言われました。車の状態は乗り続ければ状態も悪くなってくるので、提示額の有効期間はあるのですが、早く決めろ的な圧が強い所は辞めた方が良いと思います。
若干の不信感はありましたが、カーセンサーやグーネットで売却する車の中古車相場を見ていて、だいたい予想通りの価格だったので、売却の契約をしました。
車の引き取り時期と引き渡し方法
契約して引き取り時期を決めたら、車を自分で店舗に持ち込むか、自宅に来て貰うか決めます。自分で持ち込んだ方が費用がかからないので、自分で持ち込みました。
最初の3社に見積もり依頼してから、契約して店舗に持ち込みまでの費やした期間は1ヶ月です。もっと早く終わらせることも出来ると思うので、そんなに時間はかからないです。 我が家の場合は、担当と日程が合わず1週間は余計にかかった印象です。
失敗したと思う点
私の失敗したと思う点を書き出しておきます。
一括見積もりサイトを使わず、近所の車屋さんに直電して交渉。
各社に連絡して、車の情報等を伝えるのは大変で、同じ話を3回もしたわけです。かなり手間のかかることをしてたなと、今書いていても思います。
なぜそんな面倒なことをしたのかと言うと、一括サイトに登録すると各社から連絡が来て電話やメールの対応するのが大変だと思っていたからでした。ただ、今は一括サイトも色々あり、個人的に良いなと思ったのはMOTAというサイトで、買取希望の車の情報を入力しサイトに登録をすると、買取希望会社が入札をして、入札価格の上位3社のみ連絡がくるようになっています。他のサイトでも便利なサイトがあると思うので、出来るだけ高く売りたい場合には使った方が良いと思います。
家から離れた店舗に買取依頼したので、往復と引き渡し時が面倒
自分で調べて依頼したので、もう少し近い店舗にすればよかったと反省しています。しかも私は、契約して引き渡し後に、車の後部座席のヘッドレストを外したのを戻すのを忘れていて、引き渡し後にまた店舗に行ったので辛かったです。
おすすめのサイト
一括見積もりサイトのMOTA
上位3社の見積もりが通知が来るので、対応するのは3社だけになります。
別件で利用したのですが、上位3社のうち1社だけ鬼のように電話をかけてくる所がありました。3社だけのはずなのに、違う番号からどんどん着信が入るので調べたら、同じグループの傘下企業から連絡が来ていました。何社も連絡きたので折り返しの連絡をしていたら、発覚しました。当時でも若干の問題になっていたので、改善されているかもしれませんが、ちょっと面倒な会社もあります。
ただ、買取査定額の高い順の3社を見つけてくれるのは非常に便利だと思っています。口コミを見ることで、上位3社の内どこが信用できるかも、ある程度判断できます。
まとめ
今回は、車を漫然と保有し続けるのは支出が増えるため危険で、維持費・管理費をしっかり見直した方が良いと思った時のことを書きました。
正確な情報は自身で調べることを推奨しますが、我が家の車を売却する判断に至った経緯と、どうせ売るなら高く売りたいという気持ちで、少し行動したことも入れたので、参考になってくれると幸いです。
拙い文章ですが、読んでいただきありがとうございます。今後も健康や資産に関連したことを書いていこうと思っていますので、よろしくお願い致します。
追記 詐欺行為に注意 2025.6
自動車の売買で、購入の契約をして金額を振り込んだのに車が届かない、車を引き渡したのに売却した金額が振り込まれない、こういった事例が数年に一度大きく報道されます。車を高く売りたい、安く買いたいと思う心につけ込んだ、悪徳業者がいることを念頭に入れて行動しましょう。
その際に会社の口コミを見るのと合わせて、会社の売り上げ規模、創業何年かも見て最終的な判断をしましょう。金額が大きい買い物ではあるので、最高値か最安値で売買をしたいのですが、そこには高いリスクが潜んでいることを認識しておく必要があります。テレビでCMを流しているから安心、よく聞く企業名だから安心などと、安易に考えてはいけません。自身で調べることが、手間ですが被害に遭いにくくする方法と思います。
詐欺被害に遭わない用に注意して、大切な資産を守っていきましょう。