働けなくなった際にお金の工面をどうするか、住宅ローンの支払いもあり、かなり不安な日々でしたが、ざっくり書ける範囲で実体験をもとに書こうと思います。
1年間の休職は、体調面で辛いのはもちろんのこと、給与が無いので金銭面もかなり辛いです。 現在はなんとか復職出来てますが、心身とも健康な状態を保つことが如何に大事か知っていただきたいです。 これを書くことで私の当時の確認と、休職したらこういう状況になるという参考になれば幸いです。
休職してしまった場合の収入
有給があれば有給を使い給料が出る
収入に関して労働をしなければ当然給料はゼロになります。 私の場合は1年間休職をしましたが、有給が残っていたのでまずはそれを使って休んでいきました。最初の2ヶ月は有給を使い、その後10ヶ月は傷病手当金を受給することで生活をすることができました。 そして有給が2ヶ月分あったおかげで賞与の評価タイミングまで出勤していたことになったため、評価は最低ですが賞与も貰うことが出来ました。賞与が出たのは本当に助かりました。
傷病手当金
今は民間保険で就業不能をカバーする保険もありますが、私は民間保険に入っていなかったので、この手当があって救われました。有休消化が終わる日程を会社と把握して、傷病手当金申請書を提出していました。会社の健康保険組合から傷病手当金は支給されます。
有休消化が終わり、会社の休職判定決定後から休職になり、休職となって1ヶ月休んでから傷病手当金が振り込まれるようになります。傷病手当金の支給額は標準報酬月額の約3分の2です。
私の場合は、約28万が振り込まれていました。
休みが1ヶ月経過したら申請をし、傷病手当金が振り込まれるのは翌月になります。
1ヶ月休んだ事実を基に申請して振り込まれるようになっています。金額に関しては1ヶ月の日数によっても変わるので注意です。
1ヶ月が31日なら28万
1ヶ月が28日なら26万 ※支給の際に健康保険組合から支給額の通知書来ます。
一定額ではなく休んだ日数です。
私の場合は約28万と書いたのは、大雑把な計算で出してます。 重要なのは月の日数により金額が変わるということです。
傷病手当金の金額は、前年の4月から6月の標準報酬月額が基準となります。 標準報酬月額がわかれば計算は簡単です。住民税の通知書なんかにも記載あったかと思います。
休職中でも支払いがあるもの
社会保険料
休職中でも社会保険料は支払が必要です。産休や育休の場合は免除ですが、私病や業務災害の場合は免除されません。 私の場合は約5万円の支払いでした。通知が毎月来るので、金額確認して会社の指定口座に振り込んでいました。
住民税
住民税を納めるのは、休職期間中は自身で振り込みになるので注意が必要です。
前年の所得に基づく金額で、前年の所得に応じて毎月6月から翌年5月まで決まった金額を支払うことになります。休職する前年度に収入が伸びていた場合は、住民税はその分高くなっているので支払いが辛いことになります。 金額の明細が手元に残ってないので、市区町村のホームページに載ってる数字で計算してみたところ、毎月約2万円でした。
必須の支払い後の手元に残る金額
収入 傷病手当金 28万
支出 社会保険料 5万
住民税 2万
手取り 21万円
毎月赤字でした。給与と違って申請を出して傷病手当金が出るので、申請が遅くなったり、受理が遅れるとその分振り込みが遅くなります。
この金額が多い少ない、人によって様々だと思いますが、私の毎月の支出では到底足りませんでした。住宅ローン、子供の養育費、生命保険、太陽光発電のローン等、支出が多いことにこの時になって思い知る事になりました。
どうにか生活できたのは、結婚する前から主口座から切り離して貯金していた分を使い補填しました。休職前は、この口座から飲み会のお金を出し、主口座のお金を使わないようにしていました。
この時に緊急用の貯金は大事だと実感しました。
貯金が無いと生活はかなり苦しかった
会社によっては、病気になり長期で休む場合でも、最初の1年は給与を100%出してくれる所もあるようです。かなり羨ましかったです。 働いている業界によって対応が違ってくるのかもしれません。 自身の会社がどういう対応をしてくれるのか確認はしておいた方が良いと思います。 休職期間中に給与が減った分の不足を補うのに、100万円は貯金の切り崩しをしています。
病気で辛く安静にして回復に努めなければいけない時に、お金の心配もしなければいけないので、安定して働くことがいかに大事かを身を持って学びました。
人それぞれ状況が違うので、あくまで私の場合はという話です。
まとめ
休職は辛いですが、体調不良による勤務継続が出来ない場合はしっかり休んでください。 金銭面でも辛くなるからといって、無理に働き続けたら最悪の場合は命を失います。 あくまで上記のような事態も起きるから、健康に気をつけて、支出を見直しておきましょうと考え、今回書きました。 私は休職は辛かったですが、学びも多く悲観はしていません。 あのまま勤務していたら、もっとひどい状態になっていたと思います。 私は家族からの言葉で休むという判断がようやく出来た状況で、簡単に判断出来ないと思いますが、体を大事にしていきましょう。 休職して減った収入は、休職して得た学びで取り返せると信じてます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
余談:休職して本が読めるようになった時に読んだ本で、状況把握に役立った本もあるので今後紹介できると良いかなと思ってます。